動く塗り絵アプリを使ったら、塗り絵が下手だった6歳の子供がしっかりはみ出さずに塗れるようになりました。
自分が塗った動物が3Dになって動き出すので、今まで1枚も完成させたことがなかった塗り絵を、一人でちゃんと完成させるようになりました。
家で試してみた動く塗り絵アプリと、ドウシシャの「うごく塗り絵」をご紹介します。
動く塗り絵アプリで自分で塗った塗り絵が動き出す!
動く塗り絵アプリには3種類あります。
- 専用の塗り絵をプリントアウトして使用するアプリ
- タブレットやスマホで直接色を塗るアプリ
- 塗り絵を購入し塗った後に育成するためにアプリを使用する
家では、紙に直接自分で塗った方がいいと思ったので、1と3を利用しました。
1.専用台紙に塗るタイプの動く塗り絵アプリ
動く塗り絵アプリから、専用の台紙をダウンロードして印刷します。
その台紙を塗ってアプリをダウンロードしているスマホやタブレットをかざすと、塗り絵が3Dになって飛び出します。
すっごいびっくりしたよ!
Quiver クイバー3Dカラーリングアプリ
Quiverは自分がカラーリングした塗り絵が3Dになって飛び出すだけでもびっくりなのに、それにアニメーションと音声が付いている動く塗り絵アプリです。
塗り絵は無料のものも多いので、子供も十分楽しめると思います。
操作の方法は塗り絵によっても異なり、ゲームになる塗り絵もあります。
使い方はこちらのサイトを参考にさせていただきました。
アプリ内で課金はしませんでしたが、無料の塗り絵の消防車から水が出てきたときには、子供も大喜びしましたよ。
消防車はほぼ赤一色で単調な塗り絵なのですが、息子ははみ出さないように注意しながら集中して塗っていました。
無料でオススメなのが鳥の塗り絵です。色々な配色を楽しめますし、その鳥が羽ばたく姿を見るのはちょっと感動しました。
知育系の塗り絵もありますが、有料のものが多いです。無料の物では火山や地球儀の動く塗り絵を楽しむことができますよ。
2.タブレットやスマホで直接色を塗るアプリ
こちらはタブレットやスマホを使って塗り絵に直接色を付けていくので、プリントアウトは必要ないのですが、それだけでは塗り絵が下手クソなのを克服できないと思い、使用はしておりません。
動く!ぬりえワールド 電車やあおむしが動くお絵かきアプリ
昆虫・電車・海の生き物の塗り絵をスマホやタブレット内でカラーリング。できた塗り絵をタップすると色々なアニメーションを楽しめるアプリです。
塗り絵は線からはみ出さないようにサポートするぬりえモード、線を超えて絵も描けるおえかきモードがあります。
3.動く塗り絵を購入してアプリで動物を飼育
結果、一番子供が一番ハマったのは、ドウシシャの「うごく塗り絵」で、アプリ内で塗り絵した動物や海の生き物、恐竜を飼育できるものです。
塗り絵自体の値段も手ごろで、アプリ内には計算問題をクリアしないと遊べないようになっている部分もあったので、子供のちょっとした勉強としても役立っています。
アプリを使うなら、少しでも勉強になった方がいいと思うので嬉しい機能です。
ドウシシャの「うごく塗り絵」
特殊加工の施してあるシートを使って、塗り絵をし、色付けされた動物が立体化する、そしてその写真と子供が一緒に写真を撮ったり、動物をアプリ内で飼育できる遊びです。
スマートフォンやタブレットを使うため、時間制限を設けた方がこどもにとって安全かと思います。
一緒に色を塗ったり、立体化した動物との写真撮影だけでもこどもは喜びます。飼育の際に餌をあげるのですが、計算問題をクリアしなくてはポイントがたまらないため、簡単な計算問題はこども、桁の多い計算は親が担当すると親子で盛り上がります。
下手で苦手意識があった塗り絵が楽しくなった
盛り上げるためには、一緒に何かをすることが大事かと思います。例えば、色塗りを一緒にする、写真撮影、計算問題を一緒にする等です。
塗り絵に苦手意識を持っていたようなのですが、動く塗り絵をすることでどんどん楽しくなり、塗り絵も上達していきました。
今では一人でも静かに塗り絵やアプリを楽しんでくれるので助かるのですが、計算問題をわざと間違えてみたり、迷ったりすることで、こどもが面白がって、自分もチャレンジしようとする姿勢を見せてくれました。
塗り絵も当たり前の動物の色ではなくて、カラフルにしてみたり、本物とは全く違う色に仕上げることで、子どもがうけてくれるので楽しいです。
塗り絵は知育にいい?それともデメリットの方が大きい?
幼児教育として園でも家庭でも取り入れている塗り絵。
塗り絵は果たして子供たちのどのような能力を育むことができるのでしょうか?
塗り絵をすることで、子供の成長に与える弊害があると、一部の幼児教育専門家が提唱しています。その理由はどんなものなのでしょうか?
塗り絵の子供に与えるデメリットは?
知育という観点から言うと、塗り絵をすることで得られる教育的意味はありません。また、塗り絵をしたからと言って絵がうまくなる効果は認められていません。
一番多く言われていることは、子供の想像力をつぶしかねないということです。
既存の絵(大人の描いた絵)に色を付けることが、塗り絵の目的です。既存の絵には、そのイラストをどのように描けばいいかが指示されているようなものです。
そのため、子供の自由な発想を妨げてしまうというのが、塗り絵のデメリットとして言われています。
塗り絵が子供に与える効果
とは言え、子供が塗り絵に熱中しているのにやめさせるのも・・・
それに、多くの教育現場でも塗り絵は取り入れられています。それは、塗り絵の持つ効果が評価されているからではないでしょうか?
手先を動かすトレーニングになる
小さい頃は物を握り、線を引くのもやっとです。
塗り絵をすることで筆圧をコントロールできるようになり、枠に沿って色を塗ろうとすることは、目で見て手を動かすという脳のトレーニングにも繋がります。
色彩感覚が養われる
塗り絵は色々な色を使い分けたり、組み合わせたりして、色の違いを認識することができます。
自分好みの色を塗ったり組み合わせたりする自由な発想から、色合いを学んでいきます。
その間に、色の名前を覚えることもできますね。
達成感が得られる
全てを塗り終わった後に、できた!と言う達成感が味わえるのが塗り絵です。
出来ることを積み重ねていくことで、自信につながっていきます。
子供が塗り絵が下手だとしても指摘しない
子供が塗り絵をしたくないなら、特に強制してさせる必要はありません。
よくやってしまうのが、色を指定したり、線をはみ出したことを注意してしまうことです。
「リンゴは赤」という固定観念を子供に植え付けないように、子供が感じた色をそのまま塗らせて楽しませてあげてください。
塗り絵を完成できなくても、指摘するより足りない部分を一緒に塗るなどして、親子で楽しむ方がおすすめです。
動く塗り絵は完成後のご褒美として
もし、すでに塗り絵に苦手意識を持っていたとしたら、動く塗り絵を使って塗り絵を終えた後の遊びを一緒に楽しんでみると、集中してやってくれるかもしれません。
完成した後に、それを使った遊びが待っているのは、子供にとって最高の体験になると思いますよ。