子供がつまづいちゃう時計の読み方。
数字はわかってるから時間はなんとか読めるんだけど、分がよくわかってないみたい。
1時間が60分って、最初はなかなか理解できないものですよね?
どうやって教えたら時計が読めるようになるのか、子供にわかりやすい練習方法を考えてみました。
5歳児の家の子にやってみると、1週間しないうちに時計の見方がわかるようになってきましたよ。
今回は、簡単にできる時計の見方の練習方法をご紹介します。
小学校一年生で時計が読めないと困る理由と原因って?
では、時計が読めないとどんな時に困るのでしょうか?
時計が読めないことのデメリット
- 計画的な行動ができない
- 生活のリズムが整えにくい
時間の概念を理解できていないと、「あと何分で出かける」⇒「だから、何分前までには支度しておかないと間に合わない」など、自分で考えて行動することが難しくなります。
小学校に上がれば、「あと何分で休み時間が終わる」⇒「その前に片付けて次の授業の準備をする」という計画的な行動をしないといけません。
その前に、時計の読み方を理解しておきたいですよね?
おやつの時間なら、だいたいわかるんだけどね~。
子供が時計を読めない理由は?
子供が時計を読むのを難しいと感じるのは当たり前。
でも、もしかするとご家庭に時計の見方を難しくしている原因があるかもしれませんよ?
まずは、ご自宅の環境からチェックしてみてくださいね。
- 家の中に数字だけ表示されたデジタル時計しか置いてない
- 会話の中に時間を入れることがほとんどない
家の中に数字だけ表示されたデジタル時計しか置いてない
デジタル時計は、数字さえ読めれば時間を言い当てることはできます。
でも、これって時計の見方を理解しているわけじゃないですよね?
ご家庭がデジタル時計派の場合は、子供がアナログ時計を読むハードルをグーンを上げてしまっています。
アナログ時計でも、数字がかかれていないタイプも同様ですね。
まずは、家の中に数字が1~12まで書かれた、わかりやすいタイプのものがあることが時計の読み方の練習をスタートさせる条件です。
目盛りがあって針が動くタイプがベストですよ。
会話の中に時間を入れることがほとんどない
アナログ時計があっても、子供に時計を見る習慣がないと読むことにも時間がかかってしまうようです。
よく言ってしまいがちな言葉ですが、
「早く用意して!学校に遅れるよ!」
これ、会話の中に時間が入ってないですよね?もったいない。これでは、子供は時計を見ることはありません。
あ、私毎日これ言ってるかも。
これを、子供が時計を見るように仕向けるには、
「あと5分で8時よ!10分で用意しないと学校に遅れるよ!」
のように会話の中に時間を入れてあげることが重要です。
「7時にご飯ができるから、それまでにおもちゃ片付けられる?」
こうやって聞いてあげると、「ご飯が7時」⇒「その前におもちゃ片付けて、手を洗う」⇒「何時に片付け始めたらご飯に間に合うか?」のような考え方ができるようになってきますよ。
見たいテレビがある時間も、だいたいわかるんだけどね~。
簡単!無料できる時計の読み方の練習方法
では、実際に家でやってみた時計の読み方の練習方法をご紹介します。
全く時計が読めない状態から、1週間でだいたい読めるようになってきましたよ。
時計のおもちゃやプリント教材など一切必要なし!アナログ時計さえあれば、無料でできちゃうので試してみてください。
時計の読み方を練習する道具
こちらです。
普通の時計に時間を書いて貼っただけ。
これは100均で買ってきたアラーム付き置時計ですが、ご自宅に数字が書いてあるアナログ時計があれば、それに直接貼ってしまえばOKです。
家は子供と一緒に紙を切って作りましたよ。
あとは、この時計を子供の目につく所に置く。
その時に、内側に書いてある数字が「時間」、外側の色のついた数字が「分」と言うことを子供に教えてあげておいてください。
その時に理解できていなくても大丈夫。時間の質問をするときに、何度も繰り返して教えてあげればだんだん覚えてきます。
1のところに長い針があるのは、1分じゃないんだ~。
時計の読み方 教え方のポイント
手作り時計が完成したら、次は子供との会話の中に時間を入れていきます。
「今何時?」から始めていきましょう。
1.短い針はどこにあるか?
2.長い針はどこにあるか?
「時」の読み方の練習:短い針がどこにあるか
短い針「時間」は、一見わかりやすいように見えて、ちょっとわかりづらい所があります。
例えば、11時55分など短い針の位置が12に近いと、12時だと勘違いしてしまう場合がありますよね?
その時は、まだ短い針が12のところに来ていないので11時。と言うように、11時00分から11時59分までが11時だということを教えてあげる必要があります。
そこはちょっと注意してみてくださいね。
「分」の読み方の練習:長い針がどこにあるか
「分」は、外側の色のついた数字を見ること。
1のところに長い針があったら5分。1と2の間に合った場合は、5分から一つずつ目盛りを数えることを教えてあげてください。
時計の読み方の練習 順番は?
- 12時0分や6時0分など、「ちょうど」の時間
- 12時30分や6時30分など、「半」の時間
順番的には、12時0分や1時0分など、長い針が12のところにあるちょうどの時間。次は12時30分、1時30分など長い針が6のところにある時間から始めるとわかりやすいと思いますよ。
その時も、「ちょうど」や「半」などとは言わずに、数字で始める方が覚えやすいです。
言い方がたくさんあると、こんがらがるよ。
時計の読み方の応用問題
時計の読み方がしっかり理解できて、すらすら答えられるようになったら、5分前や15分前など応用を取り入れていきます。
1時間が60分だということを理解できていないと、難しい問題ですよね?
引き算も入ってくるので、時間の概念がしっかりと理解できてから始めてみてください。
まとめ:時計の読み方どうやって練習する?
時計の読み方を練習するには、親子の会話が重要なポイントです。
時間への興味や、覚え方はお子さんによってもそれぞれ。焦らずに会話に少しずつ時間を取り入れてみることから始めてください。
「もうすぐ好きなアニメ始まるから家に帰るよ!」から
「5時になったら好きなアニメ始まるよ!あと15分しかないから早く帰るよ!」に変えるだけで、子供も時間に敏感になってくれます。
お子さんの興味があるところから、会話に取り入れてみてくださいね。
無理にテキストや教材を使わなくても、1日数回時間を会話に取り入れるだけで、ぐーんと時計の読み方をマスターする時間が縮まります。
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