現在は公務員として働いている長男(30代)は、小さなころから算数が好きな子供でした。
そんな息子が遊ぶおもちゃや環境には、色々工夫しました。
息子が算数好きになった理由かもしれない家でやっていた学習法と、当時使っていたおもちゃをご紹介したいと思います。
長男はすでに結婚して3歳半の子供もおり、実家から独立して住居は別です。実験的な入試方針の小学校・中学校を経て受験・進学。小学校~大学~ロースクールと進学しました。
大学は理学部(数学科)を卒業した後、方向転換で国立系ロースクールに進学。司法試験は1度で断念して、公務員として就職。仕事上は統計やデータ分析や契約書条文作成などで、得意分野が生かされているようです。
うちの子の得意な科目
数学。次いで物理・化学。(逆に国語や社会科は苦手。)
算数好きな子供になった理由は数字があふれている環境?
数学と算術と数字把握はそれぞれ別の才能分野だと思いますが、息子は2歳になる前にはすでに100までの加算・減算ができていました。
偶数だけを0から100まで言ったり、100から逆に0までを速く言ったりもしていました。また2進法も理解していました。
その他の能力は人並みですが、数字に対する興味と能力はやや異常でした。(ただし、現在のようにスマホなどが普及した時代であれば、もっと早熟な子供も多いと思います。)
算数が好きになった理由は、いろいろなことが考えられますが、家でやっていた学習内容を列挙してみます。
- 教育番組を一日中つけていた
- 年齢以上の数字玩具を使っていた
- 問題を出して、できたら褒めた
- 家中に数字がある環境にした
幼時の頃はパソコンもスマホもない時代でしたが、ビデオテープに幼時教育番組(「ひらけポンキッキ」など)を録画して、家庭で一日中流していました。
こどもと遊ぶときには幼児のときに数字のカードを使ったり、年齢にかかわらず小学校レベル以上の数字玩具を使いました。
お風呂でも「100から逆に言える?」などの質問をして、うまく言えると褒めました。
部屋に数字の標識カードをいっぱい貼り付けて、遊びの材料にしていました。家中に数字が溢れているような環境を意識しました。
なお、漢字などでもいろいろ工夫したのですが、なぜかこれにはあまり興味を示しませんでした。(逆に次男は数字に興味なく、漢字に興味を示しました。)
算数が好きな子供にオススメのおもちゃ
「九九算マスター」「2進法玩具」など、数字に関わる知育玩具を家ではよく使っていました。
いずれも押したりスイッチを切り替えたり、数字以外の面白さがあります。
残念ながら、このおもちゃは製造中止になっていて、中古品でも見つけることができません。ですので、現在も発売されている九九をマスターするのに便利なおもちゃをご紹介します。
くくまる(990)
- プレイ人数:2人
- プレイ時間:15分
- 対象年齢:7歳以上
九九を使った対戦型カードゲームです。
九九の理解を深めるとともに、思考力や反射神経を鍛えることもできます。
数字の入った手札を使って、ボードの上の数字に6目並べをしていきます。
モンテッソーリ教具「掛け算・割り算板セット」
モンテッソーリ教具は、一つのおもちゃそれぞれに学びに役立つ目的が備わっています。
この教具は、掛け算と割り算を指先を使って、具体的に理解することを目的としています。
手、指を使うことで脳に刺激を与え、子供の成長を促します。
遊びながら自然に学ぶことができ、手触りのよいもので作られているのも特徴です。
算数好きな子供のためのおもちゃ選びのポイント
「何歳向き」といった表示には関係なく、興味を持てそうなものは買いました。
親が期待したものとは違う楽しみ方をしてもOKで、とにかく数字に興味を示すようになりました。
最初はスイッチを押す面白さだけで遊んでいましたが、利き腕でない手を使ったり、上下逆で使ったり、速さを競うなど、遊び方を工夫するようになりました。
副次的には指先が器用になりました。
算数好きな子を育てるための学習方法
学習方法としては、もともとの使い方を逸脱しても、自分で面白さを創造してゆくことに主眼を置きました。
親はヒントを与えるだけで、予想を超える遊び方を工夫するようになりました。ユニークなことを考えついたときは、おもいきり褒めました。
たとえつまらない玩具や本であっても、工夫次第では予想以上の面白さが隠れていることを発見できるようなヒントをいつも話すことが、やる気を引き出すと思います。
たとえば「逆にしたらどうなるんだろう」「左手でできるかな」「1分でできるかな」「どうしてだろう」「何が面白いかお父さんに教えて」など。
答えは自分が発見できるように問を連発することが、興味を呼ぶようです。
親も一緒に楽しむことが大事だと思います。できれば兄弟も含め、みんなで楽しむこと。なにか発見できたら、素直に嬉しく褒めることも大事だと思います。
親も忙しことも多いので、問を発して、「これから考えて、明日教えてね」とか、工夫が必要かもしれません。
長男は、もう父親世代の大人なのですが、子供たち(私の孫)にも、創造的な考える力を育てる子育てをしてほしいと希望しています。(3歳半の孫には、すでにスマホで英語を学習させているようです。)
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