私の家族は、夫と10歳の娘と6歳の息子の4人家族です。
10歳になる娘は、絵本「王さまと九人のきょうだい」がお気に入りです。7歳の時に読み始めたのですが、今でも時々読んであげています。
「王さまと九人のきょうだい」のあらすじと、小学生に読み聞かせしたときの反応をご紹介します。
私のオススメの絵本5選
・あかまるちゃんとくろまるちゃん(2歳)
・ピッキーとポッキー(4歳)
・くまくまパン(4歳)
・ねこのおいしゃさん(5歳)
・王さまと九人のきょうだい(7歳)
「王さまと九人のきょうだい」絵本のあらすじ
- 訳:君島久子 監修:赤羽末吉
- 出版社:岩波書店
- 初版年月日:1969年11月25日
- ページ数:42ページ
- サイズ:25.6×19.6cm
- 読んであげるなら:5歳~
悪い王さまが治めるイ族の村があり、そこには子供を欲しいと望む老夫婦が住んでおりました。
可哀想に思った神様のような老人が老夫婦に九つの丸薬を渡し、それを飲むと、老夫婦の間に九人の子供が生まれました。
九人は顔も体つきもそっくりですが、それぞれに特技があります。
きょうだいは、そっくりでありながら、それぞれの特技を活かして、悪い王さまを追い詰めてやっつける痛快ファンタジーな物語です。
「王さまと九人のきょうだい」を読み聞かせした時の反応
悪い王さまのきょうだいへの仕打ちは少し残酷かなと親として心配したところもありますが、残酷さをものともしないきょうだいのたくましさと、ファンタジーな面白さが相まって、エピソードが進んでいくとどんどんと子供たちの気持ちが盛り上がり、何度も読んで欲しがる始末です。
中国の民話で懐かしさを感じるような絵に、今風でない物足りなさがあるのではと思いましたが、良い絵本はいつまでも良い絵本であるとしみじみと実感できる一冊です。
読み始めたのは上の子供が7歳の時でしたが、10歳になる今も「これ、面白いんだよね。読んで!!」と言ってきてくれます。
小学校での読み聞かせにも読みましたが、最初はちょっとそっぽを向いている絵本に気のなさそうな子も、最後には食い入るように聞いてくれる魅力のある絵本です。
「王さまと九人のきょうだい」を選んだのはなぜ?
私の子供に絵本を選ぶときの基準は、特にありません。
自分で無数にある絵本から良い絵本を選ぶのは難しいと思っています。
しかしながら、強いて言うならば、自分自身がたくさんの絵本を読み、読みながら子供がこの絵本にどんなことを感じてくれるだろうか、どんなふうに癒されるだろうかということを想像し、そこに何かがあるか否かが絵本を選ぶ基準と言えるかもしれません。
だから数うちあたれではないですが、たくさんの絵本に触れることが必要になるかと思います。
あとはその過程で好きな絵本作家さんが見つかれば、ラッキーなことですし、よく売れている人気の絵本はやはり子供にもよくうけるので、それを参考にするのがとても良いと思います。
「王さまと九人のきょうだい」は、実際に私が小さいころに読んだ記憶がある絵本で、印象に残っていたので子供のために購入してみました。
スマホを持つ前に読んで欲しいオススメの絵本
上の子供はあと数年もすればSNSの社会に揉まれていくと思います。
そのあと数年の間に「二番目の悪者」という絵本は、何度か読み聞かせたいと思っている一冊です。自分の子だけでなく、たくさんの小学校高学年の子供達に読んでもらいたい絵本です。
欲深いライオンが自分が王さまになるために、ライバルになりそうな心優しいライオンの悪い噂をでっち上げて広めてしまう物語。
欲深いライオンは思い通りに王さまになれますが、そんなライオンなので結局、国は滅びてしまいます。欲深いライオンだけが悪かったのでしょうかと問いを投げかけます。
情報化社会の中で、情報の取り扱いにも警鐘を鳴らせる絵本になっています。スマホを持つ前におすすめの一冊だと思います。
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