父、母、長男16歳、次男12歳、三男9歳、四男6歳の6人家族です。核家族で共働きをしています。
近くに母(私)の実家が有り折に触れ助けてもらっていますが、兄家族と二世帯同居しているので基本的に夫婦2人で力を合わせて日々暮らしています。
四人兄弟が居るので、1人(三男)の性格にフォーカスして、家での教育方法をお話ししたいと思います。
四人兄弟三男の性格
野球やドッジボールなどの外遊び全般が得意で、リーダー気質、弱い者に優しく男らしい性格です。
本当はまだ幼くとても優しく素直な性格なのですが、見た目がいかついため、気が強く粗雑に見えてしまう様です。
周りの友達やお兄ちゃんたちから「あいつには何を言っても大丈夫。何をやっても大丈夫」と思われてしまうようで、実際の年齢以上の要求や扱いをされて傷ついている様子をよく見かけます。
本人は、まだその状況に気が付いていなくて、プリプリ怒ったり言い返したりしているだけなのですが。はたで見ていて「かわいそうだな」と思ってしまいます。
とても辛そうなのに、泣いてしまうのではなく眉間にしわを寄せて怒った顔をするのでま、すますややこしくなってしまいます。
「そんなに怖い顔しないでいてごらん」と声をかけてみるのですが、なかなかうまくいきません。まだ幼いので仕方ないし、むしろ良いところでも有るとは思うのですが、素直に弱さを表すのが苦手なのかな、と思います。
兄弟が多くても家族以外の人と関わる機会を持つ
幼児教育と意識しているわけではありませんが、色々な人と触れ合うこと、外遊びをいっぱいすることを大切に思っています。
家の中で兄弟と触れ合うことをはじめとして、両方の祖父母、叔父叔母一家とも頻繁に行き来し、子供会をはじめ近所の方達とも交流するなど、両親以外の人間と関わる機会をできるだけ多くするようにしています。
予定の無い日は公園に出て近所の子供たちと遊び、土日は地元の野球チームで大人と子供一緒になって野球をするなどして、親も積極的にそういう場に一緒に出ていくようにしています。
勉強については、最低限学校の勉強はきちんとやることを基本にして、それができなければ遊びはできないよ、というルールで暮らしています。教育方法として意識してうるさく言っていることは、挨拶、食事のマナー、相手の気持ちになって考えること、です。
本当に豊かな人生とは何?
自分自身が、教育ママに「勉強!勉強!」という調子で育てられてきて、学歴や資格は立派に整えたものの、自分のやりたいことが何も浮かばない、友達もほとんどいないという人生を送ってしまっていて。
それを振り返って、本当に豊かな人生とはどんなものなのかと考えた時、心を開ける友人が居て、健康で、心躍る何かを持っている事だと思い至ったためです。
この教育方針で育ててきたおかげか、子供たちには、年下の幼い子から高校生に至るまで幅広い友人がいて、子供から大人まで様々な人と抵抗なく接することができ、健康で楽しい毎日を送っているようです。
私自身がこの歳になっても克服できずにいる中で、とても良かったと思っているのですが、反面、前述した「年齢以上の要求や扱いをされてしまう」ということも出てきてしまっているので、良い点ばかりではないのかもしれません。
将棋で年長者への敬意を持てるようになった
知育玩具と言ってよいのか解りませんが。幼いころから一緒に将棋をやっていました。
祖父も父も好きでそれなりに強いので、将棋を教えることで年長者への尊敬の念がはぐくまれたと思いますし、良い交流のツールにもなっていると思います。
ゲーム機に代わる時間の過ごし方として将棋をすることは、知育の時間にもなっていると思います。
派生して将棋のルールブックや羽生善治さんの本を読んでいた時期もあって、自分で興味を掘り下げることも少ししていたように思います。
今でも実家に帰省すると「じぃじ将棋やろう!」と子供の方から声をかけていて、先日とうとう(ハンデ付ではありながら)じいじに勝つことができ、大変な喜びようでした。
少しずつ子供が成長し大人が老いていく・・・そういう大切なことも感じているような気がします。
将棋を始めるにはこれから
感謝のできる大人になって欲しい
まず、健康で自分で自分の事・家族の事を養える人間になること。その上で、楽しいと思え、心充たされる何かを持っていること。自分一人で生きているのではなく、周りに人や物に生かされていることに気づき感謝する心を持っている事。
将来、その3点が叶えられていると良いと思います。いつかやりたいことが見つかったときに躊躇なくチャレンジする事のできる自分を想像し、勉強もやはり必要だ、そのためにはこんなまずこんな目標を立てよう・・・という様な考えに自力で至ってくれたら素晴らしいと思います。
理想論かもしれませんが、自力でそれに至ることが豊かな人生を送る上では不可欠なのではないかと思います。親だけではない、いろいろな人とのふれあいの中に、その種が有ることを信じて見守っていきたいです。
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